[Mac]GrowlはMountain Lionと共存の道を歩むようです

Growl 20120619

7月にAppleは新OS「Mountain Lion」をリリース予定ですが、その新機能に通知センターが搭載されることが決まっています。

既にLionで通知をするユーティリティとして「Growl」というアプリがあります。一度使ってみるととても便利なのです。しかし、その機能がMountain Lionで実現してしまうことになりました。そうするとGrowlの役目がなくなってしまいそうです。

過去にAppleによってOS標準機能となったため奪われてしまったアプリがありました。Konfabulatorですね。これがOS標準でDashboardとなったわけです。Konfabulatorはその後Yahoo! Widgetとなっています。

今回のGrowlは攻撃するのではなく通知センターを受け入れ共存していくことにしたようです。

Growlはバージョン1.3のSDKにMistという新機能を追加しています。これはGrowlがインストールされていない環境でも、アプリケーションがGrowl通知を生成できるようにするものなんだとか。

ユーザーのMacでGrowlが動作していれば、Growlのフル機能を利用でき、Growlが動作していないMacでもアプリケーションは通知表示のみユーザーに提供できるそうです。

この仕組みをOS X Mountain Lion向けに改良して、Growlが動作していれば、Growlが機能する。Growlが動作していない場合、OSがSnow Leopard (v10.6)またはLion (v10.7)ならばMistが通知を表示し、Mountain Lionならば通知センターに通知を表示させるという役割分担をしようとしているようです。

Mountain Lionの通知センターが対応しているアプリはMac App Storeで配信されているアプリだけだそうなので、Growlはそれ以外のアプリの通知ができるようにしたいみたい。問題はAppleがこれを受け入れてくれるかどうか。

受け入れてくれるといいですね。

山ライオンに襲われたMac定番通知ソフト「Growl」、共存策を公開 | パソコン | マイナビニュース

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Posted by tatomac