イプシロン3号機の打ち上げが美しかった
18日午前6時6分に鹿児島県肝属郡肝付町の内之浦宇宙観測所から打ち上げられたイプシロンロケット3号機の打ち上げを出張先の宿舎の近くで見ることができました。ただ光の点が空に上がっていくのが見えるだけかと思ったら、とても不思議な現象の夜行雲を見ることができました。
打ち上げカウントダウン
最近の打ち上げはJAXAがネット中継してくれているのでこれをスマートフォンで流しておきました。カウントダウンも聞こえるし、もし中止になってもすぐにわかるからね。打ち上げ後もカウントダウンが続くのでよくわかります。
観察場所
道の駅神話の里霧島の駐車場近く。ここは場所によっては南の空が広く見渡せます。下の写真は偶然止めたところ、打ち上げがみえましたら種子島からの打ち上げも見ることができるかも。駐車場はゲートが閉められていて入れませんでした。
上のストリートビュー画像から眺めていてこの道路の延長線の山の向こう側からロケットが上がりました。
打ち上げ瞬間
南の空が突然オレンジ色に明るくなったと思ったら光点が上空に上がっていきました。最初のうちは光の点だけが上空に上がっていきます。
夜光雲
一段目が噴射終了となったあとで二段目が噴射始まると今までと違ったことが起こりました。ロケットの後ろに光る煙のようなものが流れるようになってまるで彗星のようになりました。そしてそれがロケットの後方に不思議な形の雲になりながら空に広がっていきました。
この現象はアメリカで撮影されたSpaceXの打ち上げの時と似た感じです。この時は夕暮れでしたが、今回は夜明け前。ロケットの一段目が分離したあたりは太陽の光があたっていたのでしょう。Gigazineの記事によるとロケットの噴射ガスの中の水が凍ってそれに太陽の光があたって光るとあったので、これと似たことが起こったと思います。
ひとこと
この打ち上げは一緒に仕事をしている会社の偉い人と一緒に見ていました。その人とは以前にもペルセウス座流星群を一緒に眺めた人でした(笑)お互い物好きだなと思いながら、ある女性調査員の言葉を思い出しました。「男の人ってこういうの好きですよね〜」