[野鳥]環境省、オオタカを希少種指定解除する?


photo credit: Stefan Berndtsson on Flickr

オオタカというハシブトガラスぐらいの大きさのタカが日本にいます。九州だと冬に北から越冬のためにやってくる鳥という感じなのですが、本州では1年中同じ場所で生息していて繁殖しています。九州では冬の鳥と書きましたが、最近の調査で少ないながらも繁殖しているところが見つかっています。

僕もその昔関東にいた頃は調べていた鳥一つでした。そのオオタカが数が増えてきたので環境省が希少種から指定解除して普通種にするというニュースを見ました。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

オオタカの指定

今までオオタカは法律で守られていました。「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」の国内希少野生動植物種として指定されていました。今回これが指定解除になるらしいです。他に環境省レッドリストにも載っていますが、最近絶滅危惧種からはランクが落ちています。

オオタカの生息環境

オオタカは私たちの住んでいる近く、丘陵地周辺いわゆる里山で生息しています。ちょっとした山と谷があるとオオタカがいるかも。同じような環境をサシバという夏鳥も利用し繁殖します。近年サシバが減っている替わりにオオタカが増えてきているという研究者もいますね。

さいごに

数が増えてきたというのが理由で、専門家も妥当としているわけですが、それは関東周辺のことではないのかな?僕もオオタカに関しては九州に来てからあまり調べる機会が無くなってしまったので、どうなのかはわかりません。ただ関東が多くなったからといって指定解除ってどうなのかな?という疑問はあります。他の地方はどうなのでしょうね?もしかして開発に邪魔だから解除なんてことはなしにしてもらいたい。


photo credit: Dakiny via photopincc

解除されることで生息していても生息環境への配慮されることがなくなるのではないかという懸念があります。数が増えて普通種になるのは嬉しい反面注目しなくても良い鳥となってしまうことになりちょっと不安がありますけどね。でも人の手で保護しているわけではないのでいいのかな?

オオタカ:希少種解除検討 環境省「個体数が十分回復」- 毎日jp(毎日新聞)

野鳥オオタカ,野鳥

Posted by tatomac